川崎らしいまちづくり

<佐藤さん>学生時代に「目標を持つ事の大切さ」「夢を叶える為には努力を惜しまない」「来るべき時に備えて、自分を磨く」といった先生から頂戴したアドバイスを今でもよく覚えていますが、まさしくその言葉を地で行かれている感じがします。 市長になられてから、「行財政改革」の徹底や「川崎ルネッサンス」と称された数々の政策を実践して来られましたが、私自身、隣接する横浜に暮らしている為、川崎をより身近に感じるのですが、先生が市長になられてから「ミューザ川崎」や「ラゾーナ川崎」等に代表される特徴ある街並みの整備が進んだり、「『音楽のまち』『映像のまち』『スポーツのまち』かわさき」といった市民と一体になった街おこし、公害といった負の歴史からの脱却等、先生の在任期間と比例して、街全体のイメージが大幅にアップし、人々に親しまれる個性あるまちづくりが進んでいるように思います。

ラゾーナ川崎

<阿部先生>川崎の特徴のひとつに、地理的に便利な場所に位置している事が挙げられます。 川崎駅前に開発した「ラゾーナ川崎」等、ものすごい人気エリアになっていますが、開発に際しては、東京の人が横浜に行くよりも横浜の人が東京に行くよりも川崎で降りた方が便利で近いという事を意識しました。 その地理的条件に人々が途中下車したくなるような要素を加えれば、要は、東京や横浜にあるものよりもひとつ、それも少しだけ頭一つ出るものを作れば、その両方の人を取り込めると考えました。逆に言えば、東京や横浜よりも良いものを作っておかないと、たったひと駅足を伸ばせば東京や横浜に出掛けられる便利な場所にある分、川崎の人が他の街へ流れて行ってしまいます。 その差は少しで良いと考えました。ほんの少しの差でちょっとだけ頭を出した特性を持った施設が、駅から直結し、その場所ひとつでショッピングやエンターテイメントまで全てが賄え、その場所だけで一日を楽しんで過ごす事の出来る「ラゾーナ川崎」や「ミューザ川崎シンフォニーホール」です。
元々、川崎は労働者の街でしたから、特に昔は、川崎駅の東口とか臨海部で働いていた人達が、長時間に渡る厳しい仕事を終えた後に、駅まで向かう途中に気軽に立ち寄れる、赤ちょうちんが好まれた街でもありました。 競馬場や競輪場等、娯楽性に富んだ施設もありますので、ネクタイを締めてきちんとしたというよりも、もう少し、ラフな格好で軽いノリで一杯飲みながらというのが似合う街というのが川崎の個性であり、言ってみれば川崎はラテンのノリが似合う街だと思っていました。 川崎駅東口にある「ラ・チッタデッラ」も、イタリアの陽気な田舎町をイメージさせる街並みですが、西口を再開発する時にも、その流れを汲んでラテン系のノリにこだわり、設計者も情熱の国スペインから招き、「ラゾーナ【LAZONA】《※語源:スペイン語の(Lazo…絆)と(Zona…場所)を掛け合わせた造語》」の名とコンセプトのもとに、産業・工業都市として100年の歳月を経て、新しい街へと変貌して行く川崎の象徴として、土地と社会、人と自然、そして人と人との繋がりの場となる事を目指しております。

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